【書評】リーダーのための「レジリエンス」入門(久世浩司)【93冊目】

概要

レジリエンスリーダーシップとは何か。

リーダーや管理職は「感情労働」である。多くの多様な部下を「使って」成果を上げるには、ありとあらゆる感情を扱えなくてはならない。

感情を無視して、強権的なカリスマ型リーダーシップに任せるという手は、通用しなくなってきている。なぜなら、社会全体がナレッジワーカーにシフトしているから。ナレッジワーカーは専門性がなかったり、間違った知識をひけらかす浅はかな人間を嫌う。だから、強権的な人間には本心からついていかないことがほとんどだ。

それより、専門家が弱い「変化や危機」に対して打たれ強く、失敗してもすぐ立ち上がる頼もしいリーダーが必要とされている。この打たれ強さの能力を、「レジリエンス」と言う。この能力は、感情を扱う能力でもある。

この能力の利点は、次の5つに繋がることにある。

  1. 楽観力・胆力
  2. 熱意の持続
  3. 利他性
  4. 根拠のある自信
  5. 意志と勇気

 

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