この記事では、「統計検定3級」を会社で教えたときの経験から、勉強方法を解説しています。
3つの公式
統計検定3級は、ほぼ数式を使わないで解けるようになっています。
わかりやすく言うと、「文系の高校生向け」。
でも、経験上、初めて受ける人はほぼ確実に落ちます・・・。
試験の前半が割と簡単なので、後半の対策をきちんとしているかが勝負です。
実は、3つの公式を覚えると合格率がぐんとUPします。
ベイズの定理
まず、条件付き確率に慣れましょう。
P(事象 | 条件)
これは、「P事象、ぎぶん条件」や、「条件の時、この事象のP」などと発音します。正解はないので、慣習です。
P(A, B) = P(B | A)P(A) = P(A | B)P(B)
のように、同時確率に直します。
次に、全体確率公式で躓きやすいようです。
P(A) = P(A, B) + P(A, notB) = P(A | B)P(B) + P(A | notB){1 – P(B)}
です。
これで、ベイズの定理が導けます。
しかしなんといっても慣れが必要です。「病気の例題」を100回やるとできるようになります。
確率分布(二項分布)
μ(期待値)= np
σ^2(分散)= np(1-p) = npq
これも慣れです。
確率分布(正規分布)
μとσ^2が与えられた時、最も簡単な分布が正規分布です。
正規分布は上側確立をマスターします。
これも慣れです。
まとめ
多くの人が間違えるこの3つさえ覚えれば、ほぼ確実に統計検定3級は合格できます。
あなたの試験がうまくいくことを応援しています!