自動販売機は普通150円じゃないですか。
でもたまにありますよね。100円の見たことのない飲料が売っている自販機・・・
その代表がチェリオです。
値段は低いが、決して質が怪しいというわけではないそうです。
まず圧巻は、その種類の多さ。公式サイトを見てみてください。
https://www.cheerio.co.jp/lineup-all/
ライフガード・クリームメロンソーダなどなど、小学生の時によく飲んだなぁ・・・と。
親父にライフガードがうまいと飲まされたのが甘酸っぱい思い出になっています。
安い要因はいくつかあるそうです。
- 広告宣伝費ゼロ
- 直営自販機
自販機は、メーカー利益率40%と言われています。つまり、150円の商品であれば原価は90円。工夫すれば100円で黒字になりそうです。
チェリオの場合、製造原価を抑えるだけでなく、補充スタッフ運営も自社で行うことにして、原価率を圧縮しているらしいです。
流石に補充で回れる範囲には限界があるため、関西・中部のみが直営。関東は卸のようです。
広告宣伝費ゼロとのことですが、小学生に先行されることで、将来の顧客を産むマーケティングをしているように思えます。そして、自販機自体がメディアであるために、自販機を集中投下することで実質的に広告をおこなっているといえます。
ブランディングの科学視点で言えば、自販機が、圧倒的なフィジカルアベイラビリティと、メンタルアベイラビリティ(小学生などお金を使わない人)の確保の両方の役割を持っているということです。
チェリオ、最強ですね。。。
自動販売機について考える。リテマガでした。
投稿者プロフィール
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松﨑 遥(男性)
東京大学・大学院にてカオス複雑系の研究に従事。在学中にITベンチャーに参画し、ソフトウェア開発(WorksApplications)、ビッグデータの機械学習(Recruit)、画像認識AI(PKSHA)、マネジメントに従事。
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