意志と表象としての世界

約900ページ・71章からなる、ショーペンハウアーの主著「意志と表象としての世界」(1819年公刊)の要約と解説です。

900ページを読破するのに比べると、約100分の1の労力で同じ結論を理解することが出来ます。

第一部

§1 世界は私の「表象」である。

§2 世界は「根拠の原理」により連関する「表象」の集まりである。

§3 「根拠の原理」としての時間。

§4 「根拠の原理」としての物質(因果性)。悟性とは因果性という表象を直観する力である。

§5 表象としての世界は、単なる夢でしかない。

§6 認識は知覚に対する悟性の適用である。

§7 直接的な表象として世界を見ることによる帰結。

§8 理性

§9 概念と論理学

§10 知

§11 情

§12 概念は直観の漸近線に留まる

§13 笑い

§14 科学

§15-1 数学の逆行性について

§15-2 誤謬

§15-3 哲学とは

§16-1 理性と悟性の二重生活

§16-2 ストアの矛盾

第二部

§17 既存の学問は全部ダメだ。

§18 最高の意味での奇蹟(意志と身体の合致)

§19 自然界のあらゆる客観から表象性を取り去り、それでもなお残るもの

§20 意志は無根拠である

§21 盲目的意志

§22 意志は力を包括する存在である

§23 世界は盲目的な意志である

§24 意志、究明不可能なもの

§25 意志、一にして全なるもの

§26 イデアの対立、因果性による共存

§27-1 原因論と哲学の両立

§27-2 有機体におけるイデアの闘争

§27-3 虚無なる宇宙

§27-4 無機的な自然界における盲目の衝動

§27-5 闘争のための道具(認識/悟性/理性)

§28 イデアの相互適応・動物行動

§29 意志の最終目的

第三部

§30 イデア

§31-カントとプラトンの一致点

§32 カントとプラトンの相違点

§33 認識の意志への奉仕と解放

§34 純粋認識

§35 歴史と意志

§36-1 芸術と天才

§37 芸術作品によるイデアの伝達

§38-1 美

§38-2 光

§39 崇高さ

§40 魅惑的なもの

§41 イデアの段階性と美

§42 美の2種類の泉の味わい

§43 建築・水道

§44 造園・静物画・動物彫刻

§45-1 人間の美しさ1 人間の姿

§45-2 人間の美しさ2 動作・性格

§46 彫刻と悲鳴(ラオコーン論)

§47 裸身

§48 歴史画・宗教画

§49 イデアと概念の差異

§50 寓意

§51 詩

§51-2 抒情詩と物語詩

§51-3 悲劇

§52-1 音楽

§52-2 聖カエキリア

第四部

§53 行為の哲学

§54-1 死の恐怖

§55-1 人間の自由意志の否定

§55-2 概念の闘技場

§55-3 習得された性格

§56 意志の肯定と否定

§57-1 休み無い死

§57-2 不変の苦痛とそれへの対処

§57-3 精神の容量

§58-1 幸福

§58-2 退屈の排除

§59 悲観と楽観

§60 エロス

§61 エゴ

§62-1 不正

§62-2 所有権

§62-3 嘘

§62-4 正義

§62-5 国家と法

§62-6 刑法

§63-1 永遠の正義、永遠の罪

§63-2 インド哲学

§64 世界征服者と反逆者

§65

§66

§67-1 愛

§67-2 泣く

§68-1 生きんとする意志の否定

§68-2 家畜の救済

§68-3 聖者たち

§69 自殺について

§70-1 真の自由意志

§70-2 福音

§71 無の世界への到達(最終章)


参考文献:

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