要約
すべての人は「理性(良識)」を持っている。
理性とは、真偽を正しく判断する能力である。
人によって意見が違うのは、人によって理性が多かったり少なかったりするからではない。
考察している対象の事物が違うからである。
つまり、大切なのは理性を正しく適用することだ。
わたしは若い時から、わたしを種々な考察や心得に導いてくれた確かな道にぶつかる幸運に恵まれ、ひとつの方法を形成するに至った。
解説
理性自体が平等に分配されたもので、増減ができない以上、「方法」を変える必要があることを説いている。