画一的なオフィス
画一的な机と壁の繰り返しのオフィスは、良くない。さらに、人がぎゅうぎゅうに詰め込まれ、騒々しいのは論外だ。これらは、管理者によるマスタープランの押し付けといえる。
有機的なオフィス
これに対抗するのが、『たゆみなき建設方法(The Timeless Way of Building)』である。
クリストファー・アレグザンダーは、画一的なマスタープランの押し付けを排し、メタプランという新概念を導入した。
メタプランの元では、全体の各部署が独立して異なる進化を遂げる。それは、現場の従業員の要望により作られる。そしてそこには、有機的秩序が生まれる。
例えばケンブリッジ大学は各カレッジが『住居部分を中庭に配する形式』だが、それぞれ個性的な特徴を備えており、中庭・入り口・端・ボート小屋・遊歩道などすべてのパーツが異なる。
各部は独立に進化するが、類似のパターンを備えており、アレクザンダーはそれを『パターン・ランゲージ』と呼んでいる。
パターンの成功例
オフィスでは、次の4つのパターンがうまく行っている。
- 組み立て式オフィス
- 窓の存在
- 屋内と屋外のスペースの調和
- 共通場所の存在