チームの結束を阻害するには
悲しいことに、組織は意図せずに、チームの結束を阻害する行動をとっている。
- 部下を信頼しない
上司の許可をとらないと、 何もできない。
部下は信頼されておらず、締め出されていることを感じ取るから、協働に興味を示さない。 - ペーパーワーク
仕事の大半がドキュメント作成のような単純作業では、チームの目標と言われても、ただの綺麗事にしか聞こえない。 - 作業場所の分散
世間話をする機会も、共通の文化が生まれる機会もない。 - 時間の分断
一人あたり4個も5個もプロジェクトがあると、どれに対しても中途半端な関わり方になるので、結束しない。 - 原価低減
ITにおいては、原価をいたずらに低減させると必ず品質が犠牲になる。
プログラマーの自尊心や楽しみは失われ、製品を通じた共通の誇りが育たない。 - さばを読んだ納期
不可能な納期はかなりやる気を失わせるし、このリーダーは脅しなしには何もできないと思われる。 - 解体方針
「効果的に人材を活用する」ために、チームからだんだん人材を引き剥がして他のプロジェクトに割り当てていく方針の会社があるが、積極的にチームの結束を壊していることに他ならない。