いかにもありそうな物語で引き込まれるが、
「俺たちの戦いはこれからだ!」
みたいなところで終わってしまう。
俺たち読者は想像力のない凡人なんだから、最後まで書いてくれよ・・・
リアルで引き込まれるが、最後これからというところで終わるのは、「本当の旅」と同じだ。
いや、面白かったし、読んで良かったとは思うんだけどさ、無理なんだよ。この先のいろんな展開を想像して楽しむなんて高度なことは・・・
エンターテイメントとして、ただ一つの解釈を押し付けて欲しい。
そういう意味では、ドフトエフスキーとかの古典は、最後まで描き切るからいいんだよな。
そうするとまぁ、古典を読もう、ってなるよな。