呪文(124冊目)

いかにもありそうな物語で引き込まれるが、

「俺たちの戦いはこれからだ!」

みたいなところで終わってしまう。

 

俺たち読者は想像力のない凡人なんだから、最後まで書いてくれよ・・・

 

リアルで引き込まれるが、最後これからというところで終わるのは、「本当の旅」と同じだ。

いや、面白かったし、読んで良かったとは思うんだけどさ、無理なんだよ。この先のいろんな展開を想像して楽しむなんて高度なことは・・・

エンターテイメントとして、ただ一つの解釈を押し付けて欲しい。

そういう意味では、ドフトエフスキーとかの古典は、最後まで描き切るからいいんだよな。

そうするとまぁ、古典を読もう、ってなるよな。

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