【書評】黄金色の祈り(西澤保彦)【106冊目】

概要

若さのイタサ。最悪の後味

ミステリに見せかけた自叙伝・自白なのでは?と思うほど心理描写がリアル。誰もが体験したことのある、自分のイタサ、自意識過剰、黒歴史、自分から見える自分と他人から見た自分のギャップ・・・が再生され、心理ダメージが半端ない。

これほどの後味の悪い小説はなかなかない。

傑作。

でも、朝井リョウ(何者)が出ちゃったからなぁ、それにはかなわないよね・・・