概要
バーテンが書いた「酒活」推奨本。
偉いバーテンが書いた、貴重な本。
タイトルが上手い。釣られてしまうではないか!
早速ネタバレしたい。
「マティーニには個人のこだわりが反映される。相手のことより自分のこだわりを優先させる男は仕事が出来ない。
ダイキリはスタンダードなタイプしかない。自分を殺せる普通のタイプが組織では出世するのだ。」
本書の主張は以上である。
一理ある…かと思えば、今の世の中では「イノベーション」がブームで、逆に空気を読まず強いこだわりをもつ人間が尊重されている。ホテルのバーで接待をするようなところには、まだまだ古い世界もあるのだろうか。
なので、本書のテーマは話半分に流しておいて、後半のカクテルうんちくを楽しもう。かなりの種類のカクテルうんちくが語られていて、面白い。