【書評】カウンターの中から見えた「出世酒」の法則 仕事が出来る男は、なぜマティーニでなくダイキリを頼むか(古澤孝之)【43冊目】

概要

バーテンが書いた「酒活」推奨本。

偉いバーテンが書いた、貴重な本。

タイトルが上手い。釣られてしまうではないか!

早速ネタバレしたい。

「マティーニには個人のこだわりが反映される。相手のことより自分のこだわりを優先させる男は仕事が出来ない。
ダイキリはスタンダードなタイプしかない。自分を殺せる普通のタイプが組織では出世するのだ。」

本書の主張は以上である。

一理ある…かと思えば、今の世の中では「イノベーション」がブームで、逆に空気を読まず強いこだわりをもつ人間が尊重されている。ホテルのバーで接待をするようなところには、まだまだ古い世界もあるのだろうか。

なので、本書のテーマは話半分に流しておいて、後半のカクテルうんちくを楽しもう。かなりの種類のカクテルうんちくが語られていて、面白い。

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