【書評】石の猿(ジェフリー・ディーヴァー)【97冊目】

概要

中国からアメリカへの密入国を手引きする殺し屋”ゴースト”と、車椅子の犯罪捜査アドバイザーライムとの闘い

映画で有名なボーン・コレクターの3作目とのこと。そうとは知らず読んでしまった。もったいなかった。のっけから、説明なしに大量の前作からと思われる登場人物が出てきて混乱してしまった。

面白い。スリルもあるけど、こういうのは正義は勝つからなー・・・と思っていると、予想範囲内で終わってしまう。どんでん返しが2度用意されているが、どちらも想定の範囲内というか・・・。

同じアメリカの小説でも、想像の斜め上を行き続ける犬の力には及ばない。

敵役の”ゴースト”は残虐非道だが、非常に魅力的に仕上がっている。タイプは違うが、ハンニバル・レクターに匹敵する魅力。悪役好きの人にはたまらないかもしれない。

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