【書評】ほとんどの社員が17時に帰る売り上げ10年連続右肩上がりの会社(岩崎裕美子)【45冊目】

概要

ある化粧品ベンチャーが、17時帰宅を徹底させた話。

時間軸は以下の通り。

  1. 広告代理店勤務
  2. 先輩の起業についていき社員1号として入社、取締役となるが、ブラック起業化し自らも退職。
  3. 化粧品会社を起業
  4. 17時帰宅を徹底させることに成功。数値目標も撤廃。
  5. 社員が暇でやりがいをなくし、士気が底に。
  6. 社訓を「挑戦」にし、評価制度を工夫し、社員のやりがいを取り戻した。

成功をアピールしたタイトルと裏腹に失敗の連続で、泥臭く、ともすれば筆者がかっこ悪く見えるくらいオープンに書いてある。しかし、ここまでさらけ出せるのはすごい人だと思う。

実際に失敗はものすごくあったのだろうし、良い環境を用意したからと言って、必ずしも経営陣と社員が一丸となってはいなかったようだ。人の心は難しい。でも、化粧品が良く売れ、会社は拡大した。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です