概要
大豆をめぐる冒険小説。
筑波大学を出たが鬱病でわずか1年半でSE会社を辞めてしまった原陽一郎。仲間とともに同人ゲーム作りに精を出すさえない彼に、パラグアイの日系大富豪の遺産管財人の立場が舞い込む。彼はグローバル穀物メジャーSoyysoyaの長。しかしそのプレッシャーに陽一郎は耐え切れず、大富豪のルーツを追って果てしない探求の旅に出てしまい・・・
そして世界は大豆により終焉を迎える。
大豆は時空を超えて、岩手、満州、パラグアイを駆け巡る。
著者の凄まじい博識に感心するとともに、とても勉強になってしまう謎の小説だ。
「【書評】SOY!大いなる豆の物語(瀬川 深)【53冊目】」への1件のフィードバック